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ひろきのプロフィール2 | あの娘ぼくがミックスボイスで歌ったらどんな顔するだろう

ひろきのプロフィール2

さて、中学生になって、テレビでかかっていたボブ・ディランのメロディーを聴いて、自分の中で新しい何かが目覚めるのを感じた私。

 

結果的に、そのかかっていた曲がなんだったかというと、ディランの最大の代表曲である「風に吹かれて」だったわけです。

 

風に吹かれて。

 

かっこいいですよねー。

 

しゃがれた声、投げやりみたいな唄い方。クールなメロディ。素朴なギター。雷鳴のようなハーモニカ。

 

全てが、これまで聴いたことがないもので、本当に格好良かった。

 

で、そのテレビのニュースで流れる音楽に耳を奪われていた私に、父は自分のカセットテープのストックをごそごそと探し始めました。(その当時はCDかカセットテープの時代でした)

「確か、ボブ・ディラン、持っていたぞ」

父はひとつ、カセットテープを取り出しました。

そのカセットテープには確かに、ボブ・ディランと父の手書きで書かれたテープが!

 

「おお!!」

私は興奮して、そのテープを早速聴きました。

 

しかしそのテープから聴こえてきた音楽は「♪シーズゴナティケットゥライ!」

 

涙の乗車券。

 

そう、ビートルズのテープでした。

 

多分、ボブ・ディランの上に、ダビングしちゃったんでしょうね。。

ビートルズの赤盤と思しき選曲のテープでした。

 

私も父も、無言。

 

しかし、父も悪いと思ったんでしょうね。

翌日、レンタルCDショップで、ボブ・ディランを借りてきてくれました。

「何を借りたら良いのか分からないから、適当に1枚借りてきた」

と、父の弁。

 

ところが、この適当に借りてきたアルバムがまた、神盤だったわけですよ!」

 

アルバム「追憶のハイウェイ61」

 

このアルバムの1曲目には、ディランの最高傑作とも言われている「ライク・ア・ローリング・ストーン」が収録されていたわけです。

 

私はもう、この「ライク・ア・ローリング・ストーン」に、死ぬほど、本当に死ぬほど衝撃を受けました。

稲妻に撃ち抜かれたような感動を覚えました。

 

聖歌のようなハモンドオルガンの中に、怒りにも似たディランの吐き捨てるような唄い方。

そして、サビの「♪How do you feel?」は、打って変わったような、キャッチーさで耳に抜けて行きました。

 

さらにその歌詞。

お金持ちの女性が落ちぶれて、物乞いになってしまったという、辛辣な内容。

「転がる石のような人生を、どう思う?」という、恐ろしい問いかけ。

「♪No direction home」 帰る家も無く

「♪Like a complete unknown」 誰に知られることも無い

そんな人生を、「♪How do you feel?」ですからね。

 

本当に、心臓を銃で撃たれた気分でした。

 

歌には、こんな力があるんだ!

 

本当の意味で、音楽に目覚めた瞬間です。

私の完璧なる出発点は、父が戯れに借りてきてくれた、ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」から始まったのです。

 

そこからはもう、ありとあらゆる洋楽ロックを聴きました。

最初に聴いていたのはニール・ヤングの「ハーヴェスト」でした。

これは、ミスチルの桜井さんが聴いていたと本で読んだからです。

 

このハーヴェストも本当にハマりましたね。

当時、私って暗かったんですよね。思春期で、パニック障害になってしまって、本当に1駅の電車にも乗れなかった時期がありました。

 

それぐらいダメな時期に、このくらーい、ハーヴェストがハマりました(笑)

1曲目の「週末に(Out on the Weekend)」という曲がめっちゃ暗いんですよ(笑)

陰気なハーモニカからスタートして、重苦しいベースがズンズン響いてくる。

で、陰気なトーンでニール・ヤングが「♪荷物をまとめて、トラックを買って、ロスに帰ろうかな」という出だしなんですよね。

せっかくこっちは意気揚々と1曲目を聴いているのに、いきなり「もう帰ろうかな」みたいな出だしという(笑)

なかなかの暗いアルバムですが、このアルバムの4曲目「孤独の旅路(Heart of Gold)」は、希望に満ち溢れていて、ニール・ヤングの最大のヒット曲になりました。

この曲の歌詞は「♪俺は黄金の心を探し求め続ける」というすごいカッコいい歌詞です。

 

ニール・ヤングは他にもカッコいい曲が死ぬほどあるので、マジで最高のミュージシャンです。

 

そしてですね、そういった洋楽人生の中で、またも超、衝撃的な出会いがあったんですよね。

 

それがレディオヘッドの「creep」

 

この曲、家で友達と一緒に初めて聴いたんですけれど、二人とも、絶句しました。

確か、ケーブルテレビで流れていたミュージックビデオを観たんですよね。

観たのはまさにこの映像。

 

衝撃を受けたのはもちろん、サビ前のギターカッティング。

 

ガガッ

ガガッ

ガガッ

 

「なんじゃこりゃあ」ですよ。

 

あまりにも衝撃を受けすぎた私たちは翌朝、学校に行きながら「あの曲、なんだったんだあれ」と、お互いに夢遊病者のように歩きながら言い続けました。

 

そう、翌朝まで衝撃を受けていたんですね(笑)

 

そこからはレディオヘッドにガンガンハマりましたね。

「マイ・アイアン・ラング」「パラノイド・アンドロイド」など。

頭が狂ったみたいに聴きまくりました。

 

そのあと、衝撃を受けたのは「ストロークス」ですよねー。

いやあ、めちゃくちゃ格好良かった。

めちゃくちゃダルそうに歌うボーカル。シンプルかつ骨太の演奏。盛り上がらないサビのボーカル。でも、ひたすらパワフル。

 

ハマりましたねー。

私はベーシストだったので、ベースもよくコピーしました。

ギターもよくコピーしましたけどね。

 

私が作曲するとき、ギターでハーモニーを作ったり、ギターソロをメロディアスにしたりするなどの構成は、かなりこのストロークスの影響を受けていると思います。

あと、ベースもめちゃくちゃ主張するのですが、この主張するベースもかなり影響受けています。

 

あとガンハマりしたのは、「アット・ザ・ドライブイン」ですよね。

「リレーションシップ・オブ・コマンド」という爆発的に人気だったアルバムの1曲目「アークアーセナル」を聴いて「こいつら完全にキ××イやな」と思ったのを覚えています。

 

めちゃくちゃテンションが上がるんですよ。これを聴いていると。

嫌なことを全て忘れて、頭の中が完全に真っ白になって、もうヤク中みたいに、頭が空っぽになってしまう。

音楽という暴力装置に、全神経を許してしまって、もう自分がオーバーヒートしてぶっ壊れるんじゃないかというぐらい興奮しちゃうんですよ。

 

嫌なこと全部、忘れちゃえるんですよね、聴いている間は。頭がぶっとんじゃうんですよ(笑)

いまでも結構、聴いちゃいますね。テンション上げたいときとか、全部忘れて、トンじゃいたいときなんかは(笑)

 

ちなみに「スリープウォーク・カプセル」という曲は、タモリ倶楽部の空耳アワーでも取り上げられた有名な曲です。

 

あとは、

レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ

ニルヴァーナ

ザ・リバティーンズ

ウィーザー

なんかを熱心に聴いていましたね。

 

私は分かりやすい人間で、とにかくメロディとノリ重視なんですよ。

メロとノリが良ければそれで最高のアゲアゲな気分になっちゃう人です。

 

小難しい音楽よりは、アゲアゲな曲が好き。

 

ジャズなんかも聴きましたよ。

マイルス・デイビス

ジョン・コルトレーン

なんかのベタなところは今でも結構聴きます。